NECが電力監視技術の見守りシステムを開発

2010年07月22日 キャリアブレイン

 NECシステムテクノロジーはこのほど、家電製品の使用状況などが分かる電力監視技術を用いた「24時間安否見守りシステム」を開発した。監視カメラなどを使うことなく、監視対象となる高齢者などのプライバシーに配慮しつつ、安否を確認できることが特徴という。

 新システムは、家電製品のコンセントと電源の間に専用の機器を取り付けて実現する「家電利用状況計測センサー」と、冷蔵庫など扉のある家電製品や部屋の扉に設置する「扉開閉状況計測センサー」の2つの装置で構成される。2つのセンサーの日常的な使用パターンと異なる使用パターンがあった場合、そのパターンの危険度に応じて遠方の家族にメールで通知する仕組み。

 総務省から受託した「2009年度ICT経済・地域活性化基盤確立事業(『ユビキタス特区』事業)」の一環で、今年2-3月に奈良県生駒市と奈良市を中心に、一般家庭50世帯を対象に実証実験を実施。同社では、「新システムの有効性を確認できた」としている。

 NECは今後、「見守り事業を行う企業と組んで、2つのセンサーの利用料を軸としたビジネスモデルを構築する」方針だ。


プレスリリース「高齢者の安否状況を離れた家族に伝える「24時間安否見守りシステム」を開発」