独居高齢者、電話で見守り

2015年7月10日タウンニュース逗子葉山版

 逗子市社会福祉協議会は7月から市内の一人暮らしの高齢者を対象とした独自の新事業「お元気確認サービス」をスタートさせた。職員がサービス加入者に毎朝電話連絡をすることで日々の見守りを図るもので、これまでの見守り活動の"隙間"を埋める役割を担う。モニターからは好評を得ており、同社協では今後の利用拡大に期待を寄せている。

 「お話できて楽しかったです。またあすお電話しますね」。実施担当の安田あゆみさんは、市内に住む80代の単身女性と数分会話を交わし、受話器を置いた。

 サービスは【1】平日の朝、利用者本人に電話などで連絡する「お元気確認」、【2】結果をメールで家族に伝える「お元気報告」、【3】連絡がつかなかった際の自宅への訪問確認など―の3本立て。利用料は電話利用の場合に月3千円、専用のスマートフォン利用で月1千円で、民間の会社が提供している同様のサービスの半額以下(同社協調べ)という。

 逗子市は今年1月1日現在で高齢化率(人口に占める65歳以上の割合)が30.48%と県下でも高く、単身世帯も近年増加傾向にある。市介護保険課によると、市が把握する限りで2011年に約1300人だった独居高齢者は今年3月までに約1500人まで増えた。

 同社協では09年度から地域の高齢者を見守る「安心生活サポート事業」を開始。現在ボランティアら約470人が「お互い様サポーター」として登録し、市内26の地域で見守り活動を展開している。ただ、こうした活動も毎日とはいかないため「見守りの隙間を埋めるための新たな事業が必要だった」と同社協の服部誠さんは話す。

 実施に先立って昨年半年間かけて行った試験では「離れて住む息子が、私が元気でいることを簡単に知れて喜んでいる」「毎朝の元気確認は生活のリズム作りにも役立つ」などの声が寄せられた。「お元気でも、いざというときの不安を抱えているお年寄りは多い。そうした方々の不安や心配が少しでも和らげば」と服部さんは話している。

 サービス加入は本人、家族のいずれからでも可。問合せは同社協【電話】046・873・8011