名古屋市と中部電力ミライズコネクトが協定を締結、“見守りサービス”で安心な住環境を目指す

2024年03月11日中京テレビ


名古屋市と中部電力ミライズコネクト株式会社は、“住宅確保要配慮者”を受け入れやすい環境をサポートすることを目的に、「名古屋市セーフティネット住宅あんしん見守り協定」を締結することを発表しました。

「セーフティネット住宅」とは、高齢者や障がい者など“住宅の確保に配慮が必要”といわれる「住宅確保要配慮者」の入居を拒まない住宅として、名古屋市に登録された民間の賃貸住宅のこと。

協定の締結後、中部電力ミライズコネクト株式会社は、電力データを活用した見守りサービス「テラシテR」を名古屋市に普及。名古屋市は、セーフティネット住宅の登録事業者や登録希望事業者などを対象に、「テラシテ R」の活用に関する広報活動、セーフティネット住宅登録に関する啓発活動を行います。

「テラシテR」とは、入居者の自宅に設置されたスマートメーターから取得する電気使用量の変化で、入居者のくらしを見守り、異変を検知した際は安否確認の連絡を行うサービス。24 時間 365日、自宅の“見守り”を行い、異変を検知した際は、入居者本人や緊急連絡先に連絡、それでも安否が確認できない場合は、不動産管理会社等へ状況の連絡を行います。

名古屋市と中部電力ミライズコネクトは、今後のさらなる高齢化を見据え、「テラシテR」の“見守りサービス”を通じて、名古屋市のセーフティネット住宅に入居する人々の安心な住環境の整備に注力。また、「テラシテR」がセーフティネット住宅に普及することで、家主や管理会社が自宅確保要配慮者を受け入れやすい環境づくりを目指します。

電力データを活用した「セーフティネット住宅あんしん見守り協定」は、本協定が全国で初めて。3月18日(月)には、名古屋市役所にて本協定の締結式が行われます。