テレビのリモコンで安否が確認できる! 乾電池が一人暮らしの高齢者を守る「MaBeee見守り電池」

2019年02月06日livedoor

 
高齢化社会を迎えた日本では、一人暮らしの高齢者の増加と安否確認は大きな課題となっている。高齢者向けの見守りサービスも増えているが、設備や費用などから十分に整備されているとは言えないのが現状だ。

そんな中「MaBeee見守り電池」は、乾電池で遠隔地の両親を見守ることができるという。どのようなモノなのだろうか?

■乾電池の利用状況を可視化し、安否確認できるIoTデバイス

「MaBeee見守り電池」は、乾電池の利用をチェックして安否確認ができる、いわゆるIoTデバイスだ。高齢者の生活には、テレビやエアコンなど、乾電池を利用する機器は必ずある。「MaBeee見守り電池」は、こうしたリモコンなどで利用でき、リモコンの利用状況を確認することで、一人暮らしをしている高齢者の安否を確認することができる。

既存の見守り製品には、監視カメラや監視センサーが利用されているが、これらのセンサーは利用者に負担をかけるという。
・心理的な不安を与える
・設置工事が必要になる
・機器の購入費が高い

一方、「MaBeee見守り電池」は、既存の乾電池に取り付けるだけで利用できるため、面倒な工事や高額な機器などが必要なく、これまでの生活のままで利用できるので、精神的な圧迫感もない。

■スマートフォンで安否確認がとれる

「MaBeee見守り電池」は、単四乾電池を単三乾電池に変換するケース型のIoTデバイスである。仕組みは、
・テレビのリモコンに「MaBeee見守り電池」を装着する
・リモコンのボタンを押す
・リモコンのボタンを押した情報(電流)を検知する
・検知した情報をクラウド上にデータとして記録する
・クラウド上のデータはスマートフォンで確認できる
こうして離れた家族の安否をスマートフォンで確認できるのだ。

「MaBeee見守り電池」は、利用者が、
・監視しているイメージを持たない
・普段と同じ生活ができる
こうした利用者側の負担にならずに利用できるのが大きな特徴だ。

とはいえ実際に利用するためには、「MaBeee見守り電池」だけでなく、インターネットに接続するために
・ゲートウェイ機器
・スマートフォン
これらが必要になるのだが、既存の見守りサービスに比べて、ハードルはかなり低いといえるだろう。

クラウド上のデータをリアルタイムで確認できなかったそうだが、現在開発中のアプリが完成する2月には見られるようになるという。

「MaBeee見守り電池」の販売開始時期は今年の春頃、価格は4,980円を予定している。月額500円程度のサービスとセットでの販売も予定しており、すでに全国の大手量販店で販売することが確定している。初期費用の無料キャンペーンなども検討されてるという。