ヤマダ、IoT活用した家の管理サービス ソフトバンク系と組む

2019年04月11日日経新聞

 
家電量販店最大手のヤマダ電機は11日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」を活用した住宅向けサービスの提供を始めると発表した。ソフトバンク子会社で電力情報解析のエンコアードジャパン(東京・港)と連携する。自宅の電力使用量をスマートフォン(スマホ)で随時確認したり、家電を遠隔操作したりできるようになる。

新サービス「YAMADAスマートホーム」をヤマダ電機の全直営店で取り扱う。エンコアードのIoTサービスを活用。住宅内に各専用端末を設置することで、電力使用量や温度・湿度などの情報をスマホのアプリから確認できる。

電力量から人工知能(AI)が生活パターンを予測し、節電のアドバイスをしてくれるようになる。また温度など室内環境に異常があるとアプリに通知するほか、ドアの開閉もチェックして子どもや高齢者の見守りサービスとしても使えるという。アプリには対応する家電を遠隔操作する機能もある。

これらのサービスを組み合わせると、例えば電気の消し忘れを外出先で認識し、遠隔で消灯するといった利用が可能になる。サービス内容の異なる3プランを用意し、月額利用料880~1480円(税抜き)で提供する。