CAMI&Co.が低価格IoTサービス、通信料込みで月額5000円から

2019年10月30日日経TECH

 
 ITベンチャーのCAMI&Co.(キャミーアンドコー)は2019年10月2日、低価格で利用できるIoT(インターネット・オブ・シングズ)キット「IoT-DX-Kit」を15日に発売すると発表した。デバイスや通信料などのセットを月額5000円(税別)から利用できる。低価格でサービスを提供することで、IoTの普及を目指す。

 「一般的に数十万~数千万円かかるIoT環境の構築を、月額数千円から実現できる」。同社の神谷雅史CEO(最高経営責任者)はサービスの優位性を強調した。

 同キットにはIoTデバイスやセンサー、通信料、データ可視化、プログラミングなどの費用を含む。ハードウエアを自社開発することで低価格を実現したという。

 10月15日の発売時点では「トイレ空室管理」「高齢者見守り位置管理」「パンフレットの残量管理」など、5種のキットを用意する。「将来的には1000種程度まで増やす計画」(神谷氏)という。

 またCAMI&Co.は同日、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)ツールなどを扱うRPAホールディングスとの資本業務提携を発表した。出資額は非公表。共同でIoTとRPAを組み合わせたサービスの開発を進める。