高齢者のみ世帯に通信機能付き電球で見守りサービス…東京・文京区

2022年10月25日読売新聞


 東京都文京区は24日、高齢者宅の電球の使用状況を通じて家族が無事を確認できるサービスを始めると発表した。コロナ禍で高齢者が外出を控え、離れて暮らす家族とも会いづらくなっていることを受けた取り組みという。

 区高齢福祉課によると、対象は一人暮らしを含む世帯全員が65歳以上の区民。自宅のトイレなどに通信機能がついたLED電球を設置し、24時間にわたってスイッチが入らなければ、異変が生じたと判断して家族などに通知する。

 サービスを提供する宅配大手のヤマト運輸(東京都中央区)に区が委託することで、利用者は無料で使える。

 区は当面、2024年度までの実証実験と位置づけた上で、利用状況を見て継続するか検討することにしている。申し込みは同課に申請書を郵送するか、区ウェブサイトで。問い合わせは同課(03・5803・1843)。